体験談や葬儀に関する掲示板

2026年1月
  • 四十九日に向けて本位牌を用意する

    知識

    葬儀の際には白木の位牌が用いられますがこれはあくまで仮の位牌であり四十九日の法要までには漆塗りの本位牌に作り変える必要があるため葬儀から一ヶ月後には仏具店に足を運んで手配を進めるべき重要な時期となります。白木位牌は四十九日法要の際にお寺で「お焚き上げ」をしてもらい代わりに魂入れを行った本位牌を仏壇に安置することになるため法要の当日には本位牌が手元にある状態でなければなりません。本位牌には故人の戒名や没年月日俗名年齢などを彫刻したり書き入れたりする作業が必要ですがこれには通常二週間程度の期間がかかるため一ヶ月後の時点で注文しておかないとギリギリになってしまうリスクがあります。位牌の種類には春日型や葵角切型など様々な形状やデザインがあり材質も黒檀や紫檀などの唐木位牌や漆塗りの塗り位牌など多岐にわたるため故人のイメージや仏壇の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。また既に先祖の位牌がある場合はそれと同じ大きさか少し小さめのものを選ぶのが一般的であり先祖よりも立派な位牌を作ることは避けるべきとされています。夫婦の場合は二人の戒名を一つの位牌に並べて入れる夫婦位牌を作ることもありますがその場合は片方のスペースを空けておくなどの配慮が必要です。仏具店に行く際には白木位牌を持参するか表と裏の写真を撮って持っていくと文字の間違いを防ぐことができスムーズに注文を進めることができます。特に戒名の漢字は旧字体や特殊な文字が使われていることが多いため間違いがないように念入りに確認することが重要です。最近ではモダンな仏壇に合うクリスタル製の位牌やデザイン性の高い位牌も増えており従来の形式にとらわれない選び方も可能になっていますが菩提寺の住職に相談して宗派の決まりなどを確認しておくと安心です。本位牌は故人の魂が宿る場所として長く祀られるものであり一度作ると簡単に作り直すことはできないため慎重に選ぶ必要があります。四十九日は故人が仏様となる大切な節目でありその象徴となる本位牌をしっかりと準備しておくことは遺族としての重要な務めと言えるでしょう。

  • 葬儀業界への就職を目指す人の勉強法

    知識

    人の最期に関わる仕事として、葬儀ディレクターや納棺師といった職種に注目が集まっていますが、この業界で働くためには特殊な知識と高い対人スキルが求められます。葬儀業界への就職を目指して勉強を始めるなら、まずは業界全体の構造とトレンドを把握することからスタートすべきです。少子高齢化に伴い死亡者数が増加する「多死社会」において、葬儀の需要は高まっていますが、一方で葬儀の小規模化や低価格化が進んでおり、ビジネスモデルの転換期にあることを理解する必要があります。その上で、具体的な実務知識の習得に移ります。厚生労働省が認定する「葬儀ディレクター技能審査」という資格がありますが、この試験内容をガイドラインとして勉強するのが効率的です。宗教宗派ごとの葬儀の知識、幕張などの設営技術、司会進行のスキル、遺体の衛生保全に関する知識など、学ぶべき範囲は多岐にわたります。しかし、知識以上に重要なのが「グリーフケア」の精神です。悲嘆に暮れる遺族の心理を理解し、適切な言葉かけや距離感で接する能力は、一朝一夕には身につきません。心理学の書籍を読んだり、傾聴ボランティアの講習を受けたりして、人の心に寄り添う姿勢を養うことが大切です。また、葬儀は究極のサービス業とも言われるため、ホテルや航空業界など、高いホスピタリティが求められる他業界の接客を研究することも役立ちます。現場での経験が何よりの勉強になるため、アルバイトやインターンシップを通じて実際の葬儀の空気に触れ、プロフェッショナルの動きを観察することも強くお勧めします。葬儀の仕事は感情労働であり、精神的なタフさも求められますが、人生の締めくくりを支えるという崇高な使命感を持って学び続ければ、かけがえのないプロフェッショナルになれるはずです。

  • 終活を通じて見つけた自分らしい葬儀の形

    生活

    還暦を過ぎた頃、友人の葬儀に参列したことをきっかけに、私は自分の最期について真剣に考え始めました。それまでは「死」を直視することを避けてきましたが、残される妻や子供たちに迷惑をかけたくないという一心で、いわゆる「終活」として葬儀の勉強をスタートさせたのです。最初は書店でエンディングノートを手に取り、見よう見まねで書き始めましたが、筆が止まることばかりでした。どんな葬儀にしたいか、誰を呼びたいか、費用はどうするか。具体的なイメージが全く湧かない自分に気づかされたのです。そこで私は、地域のカルチャーセンターで開催されていた終活セミナーに参加することにしました。講師の葬儀プランナーの話は目から鱗が落ちる内容ばかりでした。「葬儀は故人のためだけでなく、遺された人たちが心の整理をつけるための儀式でもある」という言葉が、私の胸に深く響きました。それからというもの、私は妻と一緒にいくつかの葬儀会館を見学し、事前相談を受けるようになりました。実際に棺に入ってみる入棺体験もしましたが、その閉ざされた空間の中で、不思議と心が落ち着き、これまでの人生への感謝が湧いてきたのを覚えています。勉強を重ねる中で、私は豪華な祭壇や大勢の参列者は望まず、親しい人たちだけでゆっくりと思い出を語り合えるような、温かい家族葬にしたいという結論に至りました。好きな音楽を流し、堅苦しい挨拶抜きで、笑顔で見送ってほしい。そんな具体的な希望をエンディングノートに記し、家族とも共有した今、私は以前よりも晴れやかな気持ちで日々を過ごしています。葬儀の勉強は、死ぬための準備ではなく、残りの人生をより良く生きるための指針を与えてくれたのです。